▼渋谷さん:
私個人のケースなので、あてはまるかどうかはわかりませんが、参考までに。
公立の進学校と言われる学校にいた高校2年の年、1年間の高校留学をしました。その時点で、英検2級を持っていました。
耳が慣れて、相手の言うことがわかるまでに3か月、それから自分の思っていることが普通のペースで口に出せるようになるまでに更に3か月近くかかりました。学校の授業は英語やアメリカ史は学年より下のクラスに入れられて、テストは教科書を丸暗記するような方法で乗り切りました。日本に戻ると、高校では1学年落とされ(高2で行って、高2に戻った)、英語はある程度まで楽な教科になりましたが、留学中日本でやっていたことに対する勉強を怠ったため、苦手だった数学と理科の科目がガタガタになり、国公立の受験は厳しいものになりました。結果、TOEFLの点はなんとか取れたので、再度アメリカに戻り、こちらの大学に進学しました。
私個人の感想を言いますと、2年の滞在で卒業するのはかなり難しいと思います。そして、アメリカに1年でも通ってみるつもりでしたら、日本の通信教育なり(進研ゼミ・ドラゼミの海外受講とか)とって、日本のレベルでの勉強も継続する必要があると思います。すごい勉強量になりますが、それくらいしないとどっちつかずの学力になってしまうと思います。
海外留学経験は確かに貴重なものでよかったですが、今は大学でも交換留学をしている所はたくさんあります。将来日本で進学することが確かなのであれば、そちらに重きを置いて最終決定をされることをおすすめします。
もしアメリカの大学を視野に入れるなら、TOEFLを受けてみて、点数がどれくらい取れるか見てみるのも一手です。アメリカの大学にはESLと言って、英語が母国語ではない学生を集めて、大学入学準備をしてくれる所もあります。ESLを卒業したら、TOEFLが足りなくてもその大学に入れるという仕組みです。アメリカの大学を卒業しても、リクルートがボストンで日本の会社のキャリアフォーラムをしていたりします。卒業後すぐ帰国すれば、新卒採用枠に入れます。
道はいろいろです。大変でしょうが、子供さんを交えて納得できる道が見つかるといいですね。